木版画前半のスクール終わる

3日間の前半の木版画の授業が終わった。

最終日は大型台風１９号が来そうな雲行きで心配されたが、空模様もぎりぎりもって、帰りはチョットした雨程度だった。

だから、終了後の荷物も持って帰ることが出来た。

４枚の板をほぼ彫り終わった。

来月中旬に木版画後半の3日間があり、「刷り」になる。

四十肩で右手の肩が痛いし、昨日は左中指を彫刻刀で切ってしまった。バンドエイドでぎっちり巻いて「彫り」は最後まで続けた。

ヘトヘトの3日間だった。おにぎりやパンなど炭水化物だけで体を持たせていた。

ただ入浴と早寝を心がけた。

今日一日が貴重だが、朝は台風（思ったより茨城は被害が少なかったようだ）が去ったので、久しぶりで友だちと歩いた。

帰ってからあと５日後にせまった大学の試験（科目は「哲学」）の勉強を1時間ばかりやった。

哲学の課題２の提出レポートは不合格で戻って来た。再提出だ。

昼食後明日の専門学校のリトグラフ教室のための下絵を描く。それからその絵をアルミ板に描く。

きょうは第1次製版まで終わらせておく。

明日はその絵を（1色のみ）刷る。

出来れば2色刷りたいが（それにはアルミ板に2枚目の絵も準備しておかねばならない）、先生が午後だけで2色は時間的に無理と言われた。

来週の展覧会も含めて、秋の大きなヤマバに来ている。一日も気を抜けない。

すでに大事な知り合いの展覧会もパスしている。目医者も肩の医者もパスしている。もちろん家事もパスしている。

一日一日が大事な日になっている。重なったときは大事な方だけやっている。あとはパス。

ダメヨー、ダメ、ダメ、　（今お笑いのはやり言葉）　不合格の科目課題の提出がすでに３つも溜まっている。　これらは勉強のし直しだ。

木版画

木版画のスクーリングが始まった。

今日はオリエンテーションで、先生から多彩な技の木版画を見せていただいた。

美しくて、初歩的な技法の説明を受けただけで、魅せられた。

木版画の刷りを、先生がザーッと見せてくださった。

今まで出来上がった作品をみて、どんな技法なのかと不思議に思っていたことが一部は、理解出来た。

どんな作品でもそうだが、奥が深くて、縦横無尽に表現出来るような技と熟練が備わっていたら、と思うと時間が足りない！　とつくづく思う。

悪夢

自分の個展会場に忙しくてほとんど行けなかった。

会場に行ってみると暗くてガラーンとしている。

着物を来た女性が受付をしてくれていたが、作家がいない個展会場では、どうにもしょうがないと腕組み王女を非難している。

誰もこの展覧会が開かれているのを知らないのだ。

客も来ない、絵も売れない、主催者も留守ではどうにもならない。

恐ろしい個展風景に、ガバッと目が覚めた。未だ朝の５時過ぎだ。

すぐ起きて、２０日から始まる＜視点ー12の個＞展の案内ハガキをアトリエで書きだした。

３０枚ぐらい書いて、切手を貼って、取りあえず Walking の時にポストに投函する。

グループ展でも１００枚は出さなきゃ行けない（自分の個展のときは８００枚は出すのに）、展覧会の案内状が来なければ、誰も王女の近作を見るチャンスも無いのだ。

怖い夢だった。今日中に残りのハガキも出そう。

お近くにお出での際は、ご高覧賜りますようにご案内申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　腕組み王女こと千葉京子