でも実のところ他のクラスにも参加している腕組み王女は他では不賛成の声が大きいのを知っている。
最初は市の体育課が公報で参加者を集め、体育協会が体育館の場所の設定や会費を集め、指導者を選んで、始まったことだ。
それが6年前。
最初は知名度も無く、「ピラティスってなに?」 広報誌を見て集まった十数名でから始まった。
今では週に3回6クラスまで会員の口コミで増えた。
このような講座は市が運営していたわけではなく、体育協会なる外郭団体が運営していたらしいのだ。
それが分かったのは、2年前には体育協会が解体されて、ピラティスも解散になるのではという騒ぎになってからだ。
われら会員たちはピラティスを続けるために市への陳情した。
すると、「自主的に会を作って続けるのはご勝手に。体育館を使用するのは使用料を払えば、なるべく優先的に貸しましょう。」ということで、続けられることになった。
指導の先生は体育協会から1回5000円の指導料を受け取っていたが、体育協会が無くなったのなら7500円は頂きたい、というので5割のギャラアップだが、それでも体育協会に搾取されることは無くなり、以前より会費は安くなった。
そのかわり、体育館の場所取りや会費を集めたり、2ヶ月ごとの予定表を作ったりするのにボランティアで会員が手伝わなければならない。
だからボランティアの会員にはみんな感謝してなるべくお世話をかけないようにしている。
でも、係の会員に全員からお金を集めてお礼をしてと、先生が皆にいうのはどうなんだろう。
お礼をするべきは先生の方では?
皆も出来る限りの協力はしているが、本来は場所取りから会費集めからもろもろの準備はそれを主催している主催者の仕事でしょう。
先生の都合で不意のお休みが何度もあったが、みんな協力して規則正しく続けている。
第一ボランティアで係をやってくれている人はお礼をもらいたくてやっているわけではない。
会員の方からの自主的にお礼しようと声が上がったのならわかるが、先生のお願いではちょっと「筋違い」では?
いちばん係にお世話になっているのは先生の方でしょう。
で、ちょっとムッとしている。
ラベル:生活