学友のKK子は約束の時間に大幅に遅れて、その間腕組み王女はロビーカフェでコーヒーを飲みながら他の客の顔をこっそりスケッチした。
3人の60代とおぼしき女性の顔だ。
60代の顔シリーズはどうだろうなんて思っていたから。
KK子は45分ぐらい遅れて到着。
二科展出品したハガキをくれた出品者の友だちは堂々第1室の展示だった。
絵の中に息を抜く間が入っていて、洗練された感じがすごくよかった。
ここ数年の作品からまた抜け出して、こういう風になったんだーと納得した。よかったよ。
KK子とあれこれ絵の話をしながらゆっくり見た。
美術館を出て、遅れた分のお詫びにお昼をご馳走するというので、「それならお肉食べたい。」とミッドタウン内の上の方にある「酢重」(スジュウ)という店でローストビーフランチを注文した。
外は湿度と気温が高かったが、ビルの上のレストランからは下の緑の公園通路を眺めながら、自分の気持ちがリラックスしていくのがわかった。
お互いの大学生活の行き詰まりに少しだけ息をつきたかった。
帰りは六本木から都営地下鉄「大江戸線」に初めて乗って、御徒町まで来た。
またいつものように、「多慶屋」に寄って、ナッツ類を買って帰路。
明日から頑張ろう。
ラベル:展覧会