学校の工房は今日も一人で独占状態だった。
昨日描き上げたアルミ板を期待を込めて刷りにはいった。
上等な版画紙4枚でと思ったが、まてよ、念のためにともう2枚増やした。
4枚も6枚も変わらないと思えるが、モノによっては大仕事になる。
今日がそうだった。
色は3色混ぜて、インディゴブルーのような色を作った。
色がイマイチ紙にうまく乗らない、思ったよりうすい色になってしまう。
インクのついたゴムローラーを20回ほどインクの上で転がして、それをアルミ板の上で改めて転がしてインク(色)をのせる。
3回それをくりかえしたが、4回に増やしてから、紙を乗せてプレス機を動かす。
ローラーでインクをのせているそばから濃い暗めの色なので、アルミ板がよごれる。
ローラー片手に、片手は濡らししぼった海綿スポンジでアルミ版が乾かないように絶えず拭いて濡らして(乾かしてはいけない)綺麗にしておく。
1枚刷り上がるのに15~20分ほどかかるだろうか?
それをよくよく見て、刷りムラがないか、インクの濃さはどうか、転がすローラーの回数を増やしたほうがいいかなどを判断して2枚目にかかる。
そんなで今日のランチは食堂に上がって行かずに地下の版画工房で食べた。
辛いフライドチキン、三角チーズ、茹で卵、キュウリのぬか漬け、バナナでおにぎりは1個に減らした。
作業を終えて3時には工房の掃除した。
銅版画の教室を覗いて、腕組み王女よりもっと大変そうな友達を見て自分を慰めて、学校を4時前に出た。
今日の版画のでき、知りたい?
なんとも言えないね、迫力ある自画像だけど、まだまだ自画像の域を超えてないな。
刷り師のHさんが、「こういうリトグラフはまだ見たことがない。絵が描けますね、いいと思いますよ。」と言われたのを微かな取っ掛かりにして、明日も生きていこう。
早く帰れた。昨日より疲れていない。
posted by アメリカハナミズキ at 17:32|
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