お向かいのおキクさんが何度きらいだといっても「焼き芋好きだったよね。」と持って来てくれる。
さつまいもは戦後の貧しい食糧難の時代を思い出すからいやだ。
今度はあまり付き合いの無いご近所のSさんから電話で「お芋食べる?」と聞かれたので、嫌いだから食べないと答えたのに「戦後の昔のお芋とは違うのよ。川越のさつま芋なんだから」と言われてしぶしぶ受け取った。
天ぷらにしても美味しくないし、芋の煮たのも嫌いだよ。
でも2本もらったサツマ芋を今夜は圧力鍋で水と砂糖と一緒に柔らかく煮た。
煮えた皮つきのサツマイモがほくほくで美味しかった。
残ったお芋の皮を取って煮詰めて茶巾絞りにした。明日冷えてから食べたらちょっとしたデザートだね。
でも好きになったわけじゃあ無いから、自分からは買わないし、誰もくれないで。
さつま芋の印象は王女に取ってはまったく悪い。
対照的にアルツ女王さまともも姫はとてもお芋好きだけど。
女王さまは病気になってもおいも(特にふかし芋)をお食べになればすぐお元気になられた。
こんなおいしいさつま芋があったら、とてもお喜びになっただろうな。
女王様はもう天国だし、モモ姫はニューヨークだからお二人ともお口に入らない。
ラベル:食