おしゃべりに行ったら、コンクリートの床は綿埃が目立っていたのだ。
腰の悪いおキクさんにはサロンの掃除は大変だと思ったから、よく版画工房の掃除で濡れ新聞を撒いて掃除したのを思い出して、けっこう広いサロンをずーっと裏まで通り抜け出来るコンクリートの廊下までを掃き掃除した。
そしたら腕組み王女の腰にちょっと来たからおキクさんにはぜったい掃き掃除は無理だよ。
それからおキクさんの旦那様のサダオさんの入院先に車で様子見に行った。
歩けるようになるためのリハビリ入院だが、一人でポツンとつまんなそうにしていた。
歩行器でなら歩けるというので、「すごいね、じゃあ見せて。」と一緒に長い廊下を歩いた。
もっと歩いてもらいたかったが、リハビリ訓練時間以外はぜんぜんやる気ないらしい(おキクさんの言葉)ので、急に歩かせすぎてもいけないと廊下の往復だけにした。
病院食の魚は嫌い、薄味のものは食欲が出ない、自主的なリハビリはする気がないと88歳になるとわがままになるのか困ったもんだけど、捨てておけない。
時間が出来たからこれからはもう少し頻繁に顔を見に行かないと。
ラベル:ご近所