サダオさんの病院からの帰りに、おキクさんのところにその報告もかねておしゃべり(特におキクさんの話しを聞くのを旨としている)にいった。
そして話しのついでに今晩の夕食はなに?と聞いてしまったら、買ったものばかりのメニューだ。
1品でも作ったものを食べさせたくて、ポテトサラダを作ってあげようとお城に駆け戻った。
おキクさん用のサラダ名付けて「オキクサラダ」を30分ぐらいでチャチャっと作った。
美味しそうな新ジャガイモで、ポテトサラダを作る。
おキクさんはキュウリが固くて皮を剥かないと食べられない。
それで、キュウリは皮を剥いて千切りからさらに粗みじん切りにして、塩をした。
ジャガイモはもちろん柔らかく茹でて、マッシャーで丹念につぶすして酢をふりかける。
人参も柔らかく茹でる。
ハムも細か目に切ってマヨネーズして、全体的にとろとろのサラダ。
トマトは湯ムキして添える。
おキクさんの旦那さんのサダオさんにも食べさせたいが、彼は病院だ。
昨日は夕方サラダを作る前に、そのサダオさんの病院に行って、リハビリ時間だったので、初めてリハビリ科の部屋に行って見学したのだった。
大腿骨骨折が2月下旬で、もう3ヶ月近く経ち今はだいぶ歩けるようになって来た。
40分ぐらいのリハビリから病室に戻ったので、病院の廊下を歩行器を使って一緒に歩いた。
先週は1周するのにトロトロ歩いて20分ぐらいかかっただろうか?
今回は3分で回った。
「サダオさんすごいね、次は歩行器を使わないで手をつないで、一回りしよう。」
と次は手をつないで10分ぐらいでグルリと回って病室まで戻って来た。
ぜんぜん嫌がらない。
「サダオさん、もう少しで退院出来るね。私が来なくても自分から少しは廊下を歩いた方が良いよ。」
腕組み王女は 『サダオさんは自主的に歩こうとしないのはやる気がないからだ。 やっぱり88歳にもなるとやる気が無くなるのかな?』 と思っていた。
でも違うのだ。病室の外に出ると、自分の部屋に戻れなくなるので不安なのだそうだ。
「看護師さんたちに、私の部屋はどこですか?と聞けばいいじゃない?」というと、それはみっともないから聞けないのだそうだ。
看護師さんの話しでは廊下のトイレに行っても部屋に戻れなくなるらしい。それも出てすぐ右隣がトイレなのだ。
話しは出来るのだが、方向認知と日付時間認知に少し問題が有る。
彼は自主的にどんどん廊下を歩きたいと思っている。でも帰り道が迷ってしまう。
腕組み王女が毎日病院に行って一緒に歩いてあげるのが良いのだけど。
ほかにやる人がいないんだから。
オキクサラダも食べさせたかった。彼は好き嫌いが激しくて病院食はイマイチ楽しくないらしい。昨日はゆで卵だけ持って行ったけど。
posted by アメリカハナミズキ at 10:49|
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