4月からもう始まっている会だが、まだ加入人数にゆとりがあると聞いたので、walkingの途中で体操にも参加(月に2回だが)すると一層良いのではないか?
我らは週1回のピラティスにも通っているから、まだヤングだし簡単だろうとタカをくくって参加した。
シルバーリハビリ体操教室というから、集まって来るのは70代、80代の人が圧倒的に多い。
椅子を使っての簡単体操だ。
我ら3人は本日が初めてのメンバーということで最前列に座らせられた。
それが、全然バカに出来ない体操だったヨ。
けっこう体に効いている。
1時間15分が終わると気持ちよく体がサッパリしたようだ。
「私は寝たきりだったがこの体操で、普通の生活が出来るようになり、今はボランティアでリハビリ体操のインストラクターをやっている」とボランティアの男性の弁。
そうだ、この体操はお向かいのサダオさんに紹介したい。
彼は88歳で大腿骨骨折でリハビリ病院に既に5週間は入っている。
自分から自発的に病院内を歩く気力は全くない。
でも口だけは「うちに帰ったらがんばる!」という。
王女が誘えば、人当たりの良いサダオさんは一緒に歩行器を使って一回りするだけだ。
腰の曲がった奥さんのおキクさんは旦那が一人で自分のことが出来るようにならない限り、病院にいてもらいたいと思っている。
おキクさんは自分の生活で精一杯で、夫のお世話は出来ない。
そして二人だけで生活している。
月に2回でも、腕組み王女がサダオさんをアリーナへ連れて行って、足首を動かす運動や、お尻や腿の筋肉を鍛える体操をやったら、少しは頑張る気持ちになるかもしれない。
歩くためにどの筋肉を強くしなければならないとか、足をあげるためにはどこを鍛えるかとか、そういうことに何の興味もなく生きて来たのだ。
88歳だってこれから新しい勉強を自分のためにするのも良いことじゃあないだろうか?
王女がサポートするからさ。
彼にやる気があればの話しだけど。
ラベル:運動