腕組み殿下は夏コンサート当日なので、腕組み王女がお祭りの自治会の仕事を代行した。
通りに面して「鳥見町自治会」のテントが張られた。
町内の人は、自治会で用意したおひるの弁当をテントまで来て、久しぶりの顔見せがてらジュースやビールなどで歓談。
出て来られない高齢者には、その弁当配りをした。
午後一休みして、4時頃から神社の山車の巡幸があるので、おキクさんのロビー(以前の八百屋の店先)前に近所の人たちが集まって、お賽銭を用意して山車を待つ。
毎年この時間はジリジリと日が照って待つのも暑い。
山車や、由緒ありそうな獅子頭が(昔は歩いたが現在では)車の上に載せられて、そのあとに次々並んでくる車(屋根付きのトラックの荷台?)に世話役や正装束の神主さんたちが乗っかって通るだけだ。
いなせな賽銭箱を背負ったお兄さんが駆け足で通る、その賽銭箱におさい銭を入れる。
ただそれだけ。
外に出て来た人たちとちょっとした会話をして、お互いの近況を交換し合う。
山車のお通りが終わるとすぐに門の前の提灯をしまう。
毎年毎年、このためだけに一日が落ち着かない。
今日で7月も終わりだ。いよいよ夏本番。
腕組み王女の自分の仕事はまず50号の「顔」をモチーフにした、版画のような、コラージュのような作品がほぼ終わった。
図録を作るための締め切りがすぐで、早く作品写真を企画のN先生に送らなければ。
一段落したら30号の作品にかかる。
ラベル:お祭り