彼はトラックでやって来て、腕組殿下にも手伝ってもらって、どんどん積み込んでもらった。
若者だからこれからたくさんの大作を描くことだろう。
腕組み王女は、たぶん100号以上の大作はないだろう、と思って。
でもまたアートフェスタなどに誘われると、大きな作品を描くだろうか?
描くだろうな? この性格じゃあ。
でもその時にならないとどんなものになるかわからないから、とりあえず今使いそうもないものは、Oさんに持っていってもらった。
仮額の置き場は天井までの吹き抜けになっていて、長~い物がたくさん入るように作られているが、20年間は全くあとから後から詰め込んで整理しなかった。
やっと片付けられたー。
そのうえさらにお礼にとOさんのご両親が作っているという野菜をたくさんくださった。
お礼しなくちゃいけないのはこっちの方だよ。
「せり」は八百屋の店先にあるもののイメージとは違って、短くて袋にどっさり詰め込まれていた。
それで「せり」は新鮮なうちにかなりの量を茹でた。それらは胡麻和え、酢味噌和え、おかかをかけてお浸しと食べられる。
一部を「せりの天ぷら」にした。香りと味が素晴らしく美味しい。
夜遅くなってしまったが、食べずにはいられない。
ブロッコリーは後で食べたら、買ったものと違って格段に美味しかった。
「落花生」も自家製の無農薬でフライパンで炒って食べるようにとたくさん。
そのうえアトリエの片付けが進んで、嬉しい日になった。
ラベル:片付け