国内で買った絵の具は調べたら値段付きだったから売ってあげてもいいよ。
それも10年前の値段だからかなりお安い
油絵の具は古くても差し支えない。
TITAN(タイタンというのかもしれない)の絵の具は2006年のスペイン、バルセロナで買ったものだ。
白系は使い切ったが、残りがこれだ。
黄色系はプロ仕様で美しい色だが太チューブだから高いだろう。
日記によると当時は1ユーロ141円ほどで300ユーロ以上絵の具類を買ったので全部で43000円ぐらい支払ったのだ。
そのためのスペイン行きだから航空運賃もかかっている。
かえりにパリのシャルル・ドゴール空港で手荷物で靴の箱にぎっしり入れられた絵の具を乗り換えの入管で怪しまれた。
スペインで買った絵の具だと分かったらフランス人の係官は「いい絵の具なら我がフランスに沢山ある」と嫌味とも自慢ともとれる言葉だった。
フランス製は日本でも買えるのよ!と言ってやりたかった。
何しろTITANの絵の具はハッキリ値段がわからないから分けてあげられない。
ただであげるのもイヤだ。
腕組み王女はかつての絵の先輩や先生方からいい絵の具をたくさんいただいた。
今でも絵の具に名前がつけてある。
同級生の立体造形のクボタくんには「美しい赤をさがしている。」と言われたので思い切ってTITAN の何種類かの赤を送った。
その後すぐにクボタくんは突然なくなつた。
時々あの赤い絵の具は今どうなっているのだろうと思い出す。
私とOさんには特別な関係性も義理もないからタダではあげたくない。
ケチだろう?
絵を辞めたらあげてもいいけど。
ラベル:絵の具