途中からNHKで北斎とお栄のドラマをやっていたので見入ってしまった。
北斎はこの地球上で一番の画家、絵師だと思っている。
ドラマとはいえ、絵を描く人はほんとこうだなと思う。
人の目も、見てくれも、生活も重要なことじゃあない。
ただいい絵を描きたい、神があと10年いや5年の命をくれたら最高の絵師になれるといいながら死んだ北斎は、今ではあまりお目にかかれないかもしれないが、昔はそういう絵描きがいたと話には聞く。
まるでなくなったR先生のようだ。
お栄のなりふり構わず絵に向かう姿に(ドラマとはいえ)石のように固くなった腕組み王女の心をぎゅーっとつかまれたようだ。
刷毛の使い方や筆使いはアップの部分は本職の日本画家が描いているのだろうが、実に俳優は器用に絵師になりきっている。
絹地にぼかしの黒雲など、画聖北斎が描いているように見える。
腕組み王女も絵を描ける幸せを忘れちゃあいけない。
明日からがっばってみる。
ラベル:テレビ番組