2017年11月15日

おぜいな晩

ご招待だからおぜいだ。

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で、生ビールと冷酒2合。

学芸大学の「遊佐」ゆさにて。
ラベル:料理
posted by アメリカハナミズキ at 21:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月14日

恩師の訃報

夜風呂に入っていたら電話。

暗〜い声で高校時代の同級生のK君からだ。

「ハガキ来た? 高校の担任だったS先生が9月に亡くなって、家族葬をしたと書いてある。」

「えー、先月も展覧会で同級のKT君が来たから、先生を囲んでそろそろクラス会やらないとね。」 と話ししたばかりだ。KT君も仕事しているから忙しそうだし・・・・

先生は確か肺がんだった。

「俺、芝居なんかやっているから忙しくて、同窓会の世話も全然していなくてさ。」と酒でも飲んでいるのか、やけに暗く声が小さい。

自分が主催して同窓会を計画しなかったのが罪悪のような話しっぷりだ。

「お悔やみのハガキかお手紙を出せばいいんじゃないの?」と言っても、お香典を持ってお参りしたいような雰囲気だ。

あんた、学生時代そんなにいい生徒じゃなかったでしょう、と言ってやりたいが。

言わずに「女子に連絡することがあったら手伝う。 何しろ今生きている私たちが元気でいることが大事よ。」と電話を切った。

それなら先生が生きていらっしゃる間になんでもしてあげなければ。

腕組み王女は何時ぞやの先生の難しい江戸時代の言葉のご本の出版祝いの席で、小さい銅版画の作品をプレゼントできたから、彼ほど後ろめたくない。

S先生は一度も腕組み王女の展覧会にはお見えにならなかったが、必ず展覧会の度にご案内すると、「活躍を嬉しく思います。」とお葉書をくださった。

わたしはK君ほど悔やむことはない。
ラベル:恩師
posted by アメリカハナミズキ at 21:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2人姉妹

「お姉さん、出かけるには髪をなんとかしなきゃァね」

「今、ブラシを探しているのよ。」

「お姉さん、髪をとかしたら何かで結わいたほうがいいわよ。」

「そうね、その辺にゴムがあったわね。」

「あら、外に行くのに輪ゴムじゃおかしいわ。」

「それより何を着て行ったらいい?」

これはどうかしら?アレはどうかしら?何十分経っても決まらないから、腕組み王女も服選びを手伝った。

上は決まったけどズボンが大きすぎて長すぎだ。

「お姉さん、ベルトをすればいいのよ。」

「そうね、ベルトだわ。ベルトはどこかしら?ヒモでもいいわね。」

ところで駅のスイカはあるの?と腕組み王女が聞いた。

「電車に乗らないから無いわ。」

駅で切符を買うのも大仕事になりそう。

一緒に出かけるまであと何時間かかるの?

「お姉さん、気持ちが悪いの?大丈夫かしら?姉は緊張すると気持ちが悪くなるのよ。」

「じゃあ、今日は私一人でお墓参りに行きましょうか?」と王女。

ホッとしたように、渡りに船って感じで「そうしてくださる?ところでどこに行らっしゃるの?あぁ、お墓参りだったかしら?
せっかくお迎えに来て下さったのに悪いわね。」

二人の姉妹は自分の年齢も全然間違っている。

いくら正しい年齢を言っても信じない。

それで腕組み王女は一人でR先生のお墓参りに行った。

雨が降ってきて、その友だち連れでなくて良かったと思った。

もう会うのもこれが最後かもと、しっかりハグして別れた。

人間は老いる。
ラベル:友だち
posted by アメリカハナミズキ at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする