頭の中で歌う エド・エイムスの「The color of snow」は美しい詩とメロディーだ。
有名な曲には「Windmills of Your Mind」、「Somewhere My Love」なんてのがある。
エド・エイムスってもしかしてすごく有名なアメリカの歌手?
「ララのテーマ」とか「Doctor Zhibago」なんかも?
1960年代後半の美声の歌手。
「The Color of Snow」は特に盛り上がりもなく、ただ気持ちよく美しいメロディでむかし英語の勉強のために歌っていた歌が、今頃やたらと蘇る。
2018年05月10日
2018年05月08日
ヘッセの詩: けれども
けれども ヘッセ
けれども 私は青春の刻々を
残りなく味わった 私は嘆くべきだろうか
私のいたわれた胸が、傷とにがさと
悲しみとのみを抱いたことを?
青春がもう一度もどって来て
在りし日のうるわしい面影を備えていたら
あの青春が違った終わり方をしたら、
私は満足するだろうか
ヘッセの詩が書かれた紙切れが50年以上前の自分の詩集から出て来た。
どうも字体がM子の字だ。
その頃M子が留学から日本に帰って来た時に私はこんな詩を書いた
ー 冬の午後にー
帰ってきた友は
午後の窓辺で
知らない国の話をする
サモワールで紅茶をいれながら
私は心に光を見た
北国の春の雪解けのそれを
この人はかがやくばかりに美しく
ここは静か
これは腕組み王女が21歳の時に絶世の美しいM子をうたった詩だ。
そしてたくさんの自作の詩を読み直すと、ありありと50年以上前の青春が蘇ってくる。
まるで昨日起こった出来事のように。
ラベル:詩