それから上野の東京都美術館にKK子と待ち合わせて出かけた。
新象展に行ったらO先生がいらっしゃった。
先生の作品は第1室で、作品の技法について説明くださった。
KK子は美大生なので、大学の作品課題に悩みが多くて良いヒントが得られたようだ。。
まぁ、可愛い顔したAさんが受付にいて、彼女は古河で一緒の展覧会をしたこともある陶芸の立体作家だが、O先生を囲んでお互い紹介しあったりしているところに評論家のN先生もいらっしゃった。
グルーっと会場を回って、次に女流画家協会展にSさんの絵を見に行った。
女流はそうそうたる美術家が第1室から恐れ入ったように並んでいる。
Sさんは6室で大したもんだった。
確か昔の友達のOさんも出品していたか?と名簿を見たら上の階の19室に名前が載っていた。
エレベーターで見に行った。なーるほど、今はこう言う作品なんだと思った。
KK子に先生クラスの作品との違いを説明するためにまた下に戻ったら、さっき見た絵のご本人のOさんが展示室の椅子にぼんやり座っていた。
それで近況の話など交わして、頑張っているねって感じで別れた。
腕組み王女の方が先輩格だから偉そうにしている。
5時ごろ上野公園に面したカフェでシフォンケーキと紅茶を頼んだら、「チ、友達のMのシフォンケーキには遠く及ばないぜ、これで金を取るのかね?」ってものだった。
KK子は美大の3年生で必修科目が3つあると言うので、遊んでないでどんどん作品を作っていきなとハッパをかけて別れた。
帰りはなんだか心がリフレッシュした感じ。珍しい人に会ったからか?
絵を描かない自分を全然責めないうえに、自分の力に自信のようなものさえ感じた。
何故? 理由もなく湧き上がる創作への自信は久しぶり。やれそうだ。
ラベル:展覧会