会員のY君は毎度デッサン中に床に紙を敷いて寝る。
昼間は仕事で疲れているのだろうか?
描き始めると、何が気に入らないのかガリガリ、ガサガサ、ガチャガチャと鉛筆の音、紙の音、筆箱の音?などやたらとうるさい。
「寝るなら外に出て。」と言っても一向に改まらない。
でもデッサンを描きたいから土曜日の夜にみんな集まってくるのだから、少しは静かに描いてもらいたい。
描く気分じゃあないのかと思うと、不思議と月2回のデッサン会に休まず参加するのだが・・・・
昨夜はモデルのTさんが「ポーズ中は集中できないから寝るなら外に出てください。」とピシャリとY君に言った。
すると「ハイ、」と素直に起き上がってデッサンを始めた。
しかしヒステリックな鉛筆音は止まなかったが。
帰りにモデルが「皆さんが何も言わないので、私が言いましたが。」というので、私たちが言っても聞かないのよというと、「そんな感じですね。」
腕組み王女はデッサン会の会長として会員にはなるべく要求はしない。
だれでも描きたい一心で集まってくるのだから、自由に描いてもらいたい。
でも和を乱しているのを気がつかない若者もいるから、モデルには気を使わせて悪かった。
会長として面目無い、言うべきは言わないといけなかった。
ラベル:デッサン会