ピザ生地をこねても親指を使う。
何を掴むにしても人差し指と親指だ。
引っ張る、こねる、つまむ、瓶のふたを開ける、物を持つ、筆を洗う、お菓子を食べる、なんでも気がつくと親指を使っている。
特に料理系はすごく指を使うことがわかった。
そうなると、簡単にガングリオンは治らないかもしれない。
ガングリオンと診断されてから、親指に神経が集中する。
身体中どこがどうとかなっても困ったもんだが、たった5mmぐらいの親指の付け根の突起物でも気になる。
手の指はどの指を怪我しても不便だけれど、親指は相当重要な指のようだ。
「親指」 ってくらいだから。
ひと月ぶりにアトリエを片付けて絵を描いた。