午後に救急車が腕組み城の向かいに止まった。
今日に限って雨、風が強く時々雷鳴。
しばらくして担架に乗せられた小さな人型が出てきた。
あれは友達のおキクさんだ。
大雨のなか、担架の上にのせられて濡れないように体にブルーシートがかぶせてある。
そしておキクさんだけ乗せて救急車が出て行った。
家の中に残った息子さんがしばらくして出てきて外に止めてあった車に乗って出かけて行った。
病院に行くのだろうか?
3月3日に会ったのが最後だったのか?
あの時は4月30日が90歳の誕生日だと言っていた。「もうすぐだね、ケーキを作るね。」
と言ったけど。
おキクさんは腕組み王女のことがとても好きだった。
ラベル:ともだち