2022年06月07日

父母の法事




大王様の17回忌、アルツ女王様の13回忌をコロナ禍で遅れに遅れてやっと栃木県で執り行われた。

と言っても参加者は姉妹3名と腕組み殿下の4人だった。

車で1時間ぐらいでお寺に到着。住職の短いお話とお経とお焼香。

大住職の息子さんの住職は40代か50歳に近いのだろうか?

10年前からがんを患っていたが、最近お元気そうだったが「実は悪性リンパ腫で再発です。」と。

今月末に抗がん剤治療の半年の治療クールが終わるそうだが、お経は朗々と響く良いお声だった。

お葬式や法事や、東京のお寺まで出張しての葬儀もやってくださったのだ。

若御住職になにかあったら、何かと困る。

法事を終えて、お墓に回って墓の掃除、お花、お線香をおあげしてお墓が生き生きして見えた。

同じ墓地内に親戚や一族のそれぞれのお墓が立ち並んでいるのだが、本家のお墓にはいつも寄る。

今日は、本家に最後に残っていたいとこの嫁が4月に納骨された記録が石塔に書かれていた。

えー、Tさんは亡くなっていたのだ。連絡もなかった。

父方の本家はお寺の近くにあるが、ここ数年はいつ行っても家に誰もいないようで不審に思っていた。

10年前に亡くなった跡取りのいとこは小さなスーパー経営者兼演歌の作曲家だった。

その家は娘二人が他家に嫁いで跡を繋ぐものがいなくなった。

従兄弟が亡くなって彼の器量自慢の嫁だけが残された。

しばらくは嫁さん一人で店は閉めて暮らしていたが、最近はいつ寄っても家が閉められていた。

えー、亡くなった知らせもなかった。

他の兄弟(つまり私たちにとっても従兄弟たち)がたくさんいたが、その長男夫婦は兄弟を呼んだり集まったりしないので、大勢の親戚が顔を合わせることも無くなった。

たまたま訪れたお墓で本家の断絶を知ることになった。

子供の頃、本家は大家族で近隣の米屋で使用人などもたくさんいて、夏休みなどは我ら姉妹も田舎で一月は過ごした。

時代は変わったのだ。

えーっ!

お城に戻ってきたらどーっと疲れが出た。

指輪、ネックレス、ブレスレット、ピアス、おしゃれメガネ、ブラジャー、ストッキング、黒服全部剥ぎ取ってアイスを食べた。

帰りにおいしい料理屋での会食があったが、なんだ、この疲れ方。
ラベル:田舎の寺
posted by アメリカハナミズキ at 18:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする