2022年11月05日
喪中ハガキ
今年一番に来た喪中ハガキ。
文面を見て、高校の後輩の死の知らせだった。
差出人の名前に見覚えがないのはお会いしたことのない彼女の旦那様の名前だったからだ。
そういえばしばらく電話がなかった。
展覧会の個展会場に現れて腕組王女の直接の後輩でもなかったが、その後は度々個展を見に来てくださった。
それからなぜか電話でいろいろ相談を受けるようになった。
「腕組み先生ー。」っと甘えた声で。「私はあなたの先生ではないのよ。」といくら言ってもだめ。
書をやめて絵に転向したい、とか鉛筆画を描き溜めているから近くの駅で個展を開きたいとか何かと悩みがあるような・・・
電話はいつでも長くなった。
腕組王女は高校時代は新聞部で、彼女は隣の部室の演劇部だったそうだ。
だから直接会ったこともなかったのだけど。
なぜか彼女の相談相手のようになってしまっていた。
半分及び腰の先輩ではあったが、亡くなったんだと思うと心が落ち着かない。
もっと親身に相談に乗ってあげればよかった。彼女は寂しかったのかな?