2022年12月20日
ほ、補聴器がー
何の不安もなく目が覚めたが、ほ、補聴器が壊れている!じゃあないか。
目覚めてすぐに補聴器を入れるのが毎日のパターンだが、ひだり耳の補聴器のコードが切れている!
何も無いなーっと思っても何かしら不慮の事件は起こる。
仕方なく昔の古い補聴器を使ったが、「こりゃ、すぐ補聴器屋へ行かねば。」
朝ご飯もそこそこにザーッと化粧して、よそ行きに着替えて水だけリュックに入れて駅に向かう。
御徒町まで。めんどくせい。
電車に乗ったら、指輪も腕時計もピアスもアクセサリー類は全部忘れた。それに普段使いの埃だらけの汚れた眼鏡をしてきちゃった。
よそ行きのメガネ忘れた。もっとやばいのはズボンの裾から家用のレッグウォーマーが見えてる。
そして靴下も家用の白黒の縞々。ベレー帽と同色のコートは決まっているが足元がねー、もっとシックにしたかったね。
ま、こんな人もいるよね、って顔で済ましていればいいんだ。
上野駅のホームでお年寄りに「御徒町行きはどのホームですか?」と聞かれたので教えた。
平塚から来て御徒町の松坂屋に行くのだそうだが、3度も人に聞いてしまったという。
「すっかりわからなくちゃって、私77歳なんですよ。」と聞いていないのに言ったので、「わー、私もよ。」っと思わずいうと、すかさず「お若い!」と言われた。
その人はよく見れば目の上にブルーの細いラインを入れ、凹んだ目くぼに頬紅も少し浸けているようだった。だからおよそ行きのお婆さんなわけだ。
つくづく、夜のお顔のマッサージは必要だと思ったね。
ま、横道に逸れたが補聴器は部品がないとかで後日直ったら郵送してくれることになった。
これで4時間の旅だった。