2023年05月07日
延命地蔵さま
朝早めにwalkigに出ると、テレビ体操ができないのが困ったことだ。
ちょうどその時間に土手を歩いていたらどこからかラジオ体操の音楽が聞こえる。
同年齢ぐらいの女性2人が、土手の棒杭の上に携帯ラジををつけて体操をしているじゃあないか。
腕組王女は7、8年ほど年355日ぐらいはテレビ体操をやっている。
つまりほとんど休まず、日本国内なら旅先でも。
ま、続けているだけだけれど。
反対方面から歩いてくるお二人に朝6時半になると、出会ったところで土手の上に一列になって体操する。
何回か「おはようございます。」「ありがとうございます。」の挨拶だけだったが、流石に名前を名乗って住んでる場所を言ったら、「あらー、ヘベレケさんと腕組みさんだったの?わたし同じご町内のK寿司のFです。」と言われた。
K寿司のおかみさんはいつも配達に来てくれていたのに、帽子、マスク、黒サングラスなのでお互いよくわからなかった。
亡き大王様は大のお酒好きで、住宅地だから店などほとんどないのだが、たまたま運良く「K寿司」だけがあって、よく注文していた。
そして大王様の質素な葬儀にもその奥さんはお線香をあげに来てくださったのだ。
もう大王様がお亡くなりになって17年が過ぎた。思い出してくれる人がいたのは感激だ。
そのお寿司屋さんも3年ぐらい前にご主人が体を悪くして店を閉めたが。
大王さまつながりですっかり意気投合して、もう1人の女性もご近所でゴルフ場の近くのお住まいだって。
「いつも綺麗なお花がお供えしてある延命地蔵があるところですか?」と言うと、そのお近くだって。
ゴルフ場の通りに面して、「延命地蔵」の祠があってそこには我が家の仏壇よりうんと立派なお花がいつでも備えられ綺麗に整えられていて、亡きアルツ女王様もそこを通るときはお賽銭をおあげしていた。
でも、誰も気にも留めない車だけが通る小さなほこらのお地蔵様だ。
そのお地蔵様を有志4人でいつもお世話していると言う話になった。
「お地蔵様のお花やよだれ掛けなどがいつでも綺麗だと話していたのですよ。」と言うとそのお賽銭でお花を買っているのだと言う。
今朝は帰りにわざわざその「延命地蔵さま」まで歩いて、お賽銭をおあげして帰ってきた。
K寿司の奥さんも私たち姉妹もあの素晴らしかった大王様を思い出して、ほっこりした朝だった。