2024年01月08日
断捨離できる?
アトリエにはまだまだ物がいっぱいある。
数年前にだいぶ処分したが、気がつけばいまだに必要な処分が数倍はある。
アトリエを除いたが、やっぱり片付けられない!
筆や刷毛、使いふるしの色分けされた絵の具の引き出し。
未使用の絵の具の引き出しもある。
6号額縁以下は南側の棚、その下には4号額、3号額、SM額、0号額。多分中に作品が入っている。
その並びにスケッチ帳、クロッキー帳、裸婦デッサンの大量の紙。
天井までの物入れには大作用の仮の額縁、キャンバス生地、椀ちん、何しろ長い物置き場。
向かいの奥深い棚は、輸入物の版画用の紙類、日本画用の大判の和紙。
10号以上の本額が立てかけられている。下の段は50号、80号サイズの作品。
東側の壁には100号以上の作品が立てかけられ、倒れると危険なので、壁から紐で結え付けられている。
流しの上の棚には小品のスケッチが額入りで箱入りで並んでいる。
デスクの上の天井までの棚には自分の作品の載った美術雑誌と美術新聞、美術年鑑誌、友人たちの画集。
筆記用具、色鉛筆の類。もう、ありとあらゆるクレヨン、色鉛筆、木炭類、墨、日本画の絵の具、金箔や銀箔など。
壁という壁には自分の本作品、額入りの毎年の大作を写真にしたもの。
たくさんの買った他人の絵。それらは立派な額入りだからたとう紙に入って固い箱入りでガサばる。
買った絵は仕舞ったままで、飾ったことはない。
腕組王女の売れた作品もこんな目に遭っているのだろうか?
腕組み殿下の手作りの便利なキャスター付きの絵の具キャビネット2台。中に絵の具や薬品などが入ったまま。
2階の和室の廊下にも額入りの作品がいっぱい、ダンボール作品群。
屋根裏に上がれば、額縁などがたてかけれ、木枠から剥がした大作が梁からぶら下げられている。
大きく丸めて並んでいるのもある。剥がした油絵作品はもうだめだ。
これでも身近に置いておけるのは良い方だ。
他の画友たちはこんなもんじゃない、家一軒作品用に持っていたり、田舎に美術館を建てて作品を置いていたり、みんな大変なんだ。
日本美術家連盟の会合ではよく「作品の置き場に困るので、大作の幾つかは連盟で美術館を建てて保管してもらえないだろうか?」の意見が出る。
作家が亡くなると(人気作家以外の)作品が散逸してしまうのが心配なのだ。
でも、作品を制作している時が至福の時間なのだから後の世を心配することはないだろう。
何とか片付けで広いアトリエを遊び場にしたいな。