2024年05月17日
時代劇
テレビのニュース番組、お笑い番組や軽い旅番組は見ない。
腕組王女が見るのは時代劇だ。
昔はアルツ女王様がよくご覧になっていらした。
いつも一緒に見ていた孫の桃姫は子供の頃、医者の待合室にいた着物を着たお婆さんを見て「あの人、お侍さん?」と言ったのには笑ってしまった。
その頃は母上様は里見浩太朗とか、松平健とか加藤剛とかハンサムな時代劇スターがお好きだった。
その気持ちが全然わからなかった。
それが今は見るべき番組がないので、腕組王女はBSの昔の時代劇だけを見ている。
一番好きなのは池波正太郎の作品で「剣客商売」や吉右衛門さんの「鬼平犯科帳」。
大道具、小道具、家並みや旅籠、昔の人は旅の旅籠につくと「すすぎ」を持ってきてもらって、足を洗って上に上がる所作。
蕎麦屋の室内のしつらえや小道具も見ていて面白い。
昔の農家や、商家の室内や蔵やお帳場の作りなど、「昔はこんなだったのかなー。」なんて思いながら見る。
今のようにいろいろな飲み物がなかったので、まず酒が出る。酒の場面は美味しそう。
武家の家ではお茶が出るが、貧乏長屋ではカメから水を汲んで飲む。
ストーリーは二の次で街道筋の風景、宿場町やお寺の境内や出店の雰囲気も楽しい。
2枚目スターには全然興味がないがストーリー展開の面白い、よくあるパターンでない時代劇が好きだ。
だからいい脚本と丁寧な作りの時代劇が好きなのだね。
今朝は丹波哲郎の「鬼平犯科帳」を見た。相当古い番組だ。今はいない俳優がたくさん出ている。
鬼平はいろいろな俳優が演じたが好きなのは吉右衛門さんだ。強いばかりでなく人間ぽい温かみや洒脱なところもいい。
夜は時代劇もないから早々に寝てしまう。