2024年09月21日

怒涛の一日





意を決して今年初の銀座・上野方面へ出かける。

まずは日比谷で友達Yの個展会場でKK子と落ち合う。

友達Yは2年おきの個展をやっている人だったが、今回はコロナがあったりで5年ぶりだったそうだ。

裸婦のコラージュ作品で好きな作品だ。

腕組王女と同い年とわかったので、個展は大変なのになんて偉いんだ、と思った。

有楽町駅日比谷口の前の電気ビルで(サラリーマンたちのお昼場所)魚屋でお安い「ばらチラシ」でランチにした。

さてちょっと歩くが銀座1丁目で大学の先輩の版画の個展を見にいった。

展示会場が3階と地階の2ヶ所で3階はリトグラフの版画作品で水をテーマにしているのか美しい。

で、作家は地階だというので、行くと先輩は杖をついているじゃぁあーりませんか。

「どーなさったの?」と久しぶりの積もる話になって、そこにまた他の友達も見えて、会うと話が尽きない。

色々な友達の近況や初日に見えた先生の話題など盛りだくさんで消化し切れないほど。

次は銀座4丁目の三越で「和菓子」など買って、それからが本日の本命の上野だ。

暑い日差しの上野公園を突っ切って東京都美術館に夕方4時に入った。


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「田中一村展」は昨日が初日で多分午前午後と混んだであろうが、金曜日は夜8時閉館でゆっくり見られる。

やっとアメリカの美術館のようになって来たんだね。

(蛇足ながら留学当時のNYのフリック美術館じゃあ、金曜日の晩は無料開館(寄付は自由)で酒も出るんだよ。ワインを飲みながら絵が見られるなんて最高じゃん・・・って感動したよ。)

夕方からは客も減って「奄美大島の絵」を描く日本画家で画集やテレビでは見ていたが、すごく良かった。

子供の時から絵が上手く、たくさんの作品が残っている。

もしかして、葛飾北斎やピカソよりすごい?

世俗の栄達とは無縁な中で、全身全霊を賭けて「描くこと」に取り組んだ一村の生涯・・・とある。

若い頃の作品にもいい(なんてもんじゃあない!)掛け軸や屏風作品がたくさんあった。

埋もれていたがこういう画家が発見されたことに感動する!


もう1万歩以上も歩いて、足が痛くて帰りはようようお城に辿り着いたが、なんて豊かな一日だったんだろう。

上野は1年ぶりかも。

今年初の9時間も外で過ごせて、田中一村の絵(すごい絵ってそうはないんだよ)とたくさんの友達に再会もできて頭と心がリフレッシュできた日だった。

それにしてもいつまでも暑いねー。




posted by アメリカハナミズキ at 14:35| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする