2024年11月19日
市長選挙
今日は市長選挙の期日前投票に近所の地区センターに行って来た。
今までの市長(2期目)に投票した。
文化会館を建ててもらいたいから。
16万の市民の市で文化会館がないのは多分ここだけだ。
市役所の会議室で一番大きくても250人入れる場所があるだけだ。
デッサン会は市の文化協会のメンバーで協会の中で文化活動を担うのだが、「文化講演会」を年一度開催する仕事があった。
地域の役所の支所で最大200人収容の講堂を借りて、講師として作家や女優(以前は岸田今日子さん)や、研究者(エジプト研究の吉村作治さん)や、地元出身の邦楽の演者などに来ていただいた。
人気の講演者でも、200人以上収容できないので、勿体無いが、入場切符は文化協会のメンバーだけに無料で配っていた。(文化協会には市から補助金が出て、それらで後援者にギャラを払う)
大きなホールがあれば、いろいろな文化事業が開催できる。音楽会もオペラも演劇も、文化人の講演会も。
でも市長が4年ごとに変わって、計画がひっくり返されて文化会館建設の話は少しも進まない。
今の市長が進めている文化会館建設計画をきちんと進めてもらいたい。
どんな小さな町や村にも立派な文化ホールがあって、NHKの歌謡番組などに使われているのをみると羨ましい。
箱もの事業に反対!という人がいるが、文化を継承していくのはお金がかかるものと決まっている。
育つ時に一度でも、いい演劇や音楽や名画を見、聴いたらそれがいつかはその人にとって豊かに花開く文化となる。
そのうえ、大きな川(利根川・渡瀬川)をかかえていて災害避難場所がない市だから、大きなホールがあったら、いざの時はいくばくかの市民を助けることもできる。
蔵の美術館と日本で唯一の篆刻美術館(両方とも小さい美術館だが)ができた時(30年以上前?)も、そんなものはお金を産まないから無駄だと、市長が最大避難されたそうだ。
そのあたりは、今では唯一の文化の香りがするし、春日部市や隣の市民にうらやましがられている。
文化とはお金の価値では換算できないものだ。