2024年12月07日

恥いる





今週末もまたOさんに来てもらって、画材や絵を描くための家具など大型のものや口が開いている絵の具類など大量に持って行ってもらう。

おかげでアトリエの半分はゴタゴタがなくなってスッキリした。

刷毛や筆類、油絵具やアクリル絵の具や版画用絵の具などで開けていないもの、値札が付いたままの物など大量にあって、大判の和紙や外国製の版画紙などついつい「買った時は高かったのよね。使わなければただのゴミになるから、貰ってくださってありがたい」と言ってしまう。

本当にそう思っているのだが、「高かった」という言葉がまずかったのか、全部車に積み終わったら、ポチ袋を「お礼です」と出したので、お断りした。

お礼しなければならないのはこちらの方です、私は助かったのだから、と丁寧にお断りしたが、Oさんは全然引き下がらない。

何度も何度もやりとりして、ついに「はい、ではありがたくいただきます。」と受け取った。

後で見たら「2万円」も入っていた。

やだ〜、働いている若者(47歳だそうだ)から自分の要らないものを処分してもらった上に、わざわざトラックまで持って来て2度も来て下さったのにお礼をくださるなんて。

こちらは勿体無くて捨てるに捨てられない画材などで、自分の心の負担が無くなってありがたくホッとしていたのに、お金までいただいて恐縮してしまったが。

腕組み殿下が「彼の展覧会の時にお祝儀を持っていけば?」とおっしゃるけど・・・・

特に作品を分解して、ゴミに出すのは複雑な気持ちだったから、大量の画材を人にあげるのは嬉しかったのだが。

これで大まかにいうと、アトリエの片付け物の半分は処理できて、「生きているうちに半分は片付けられてよかった!」が本音。

本心は「自分の作品を捨てるなんて出来ないよー」だけど。

いやいや大作や、連作など処分できないものもまだまだあるのだ。またあとで考える。




posted by アメリカハナミズキ at 15:01| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする